Capriccioso

とりあえず雑記帳

クラシック音楽ってつまらない?

私はよくクラシック音楽を聴きます。

が、昔から好きだったわけではありません。

高校生の頃、友達にクラシック音楽を愛好している人がいて、田舎だったこともあり、私はその人のことを変わり者だと思っていました。クラシック音楽を好む人というのは「都会で洗練された暮らしをしているお金持ち」というよくある偏見を私も持っていたのです。

大学時代にジャズをやっていた頃も、アドリブで演奏するジャズに比べ、楽譜通りに演奏して次の展開も読めてしまうクラシック音楽はつまらないと思っていました。

でも、今考えるとそれはとても恥ずかしいことで、よく知らないものを知ろうともせずに「つまらない」と断定していただけだったのです。

大抵の場合、つまらないと思うのは、実は自分の感性が十分に育っていないからなのでしょう。

ピカソの絵を見ても正直全然理解不能なのですが、それは私の見る目がないだけ。

出典は覚えていませんが、「クラシック音楽は複雑なので、理解できない人にはつまらないと感じられる。人は自分が理解できる範囲の音楽を好む。」というような言説を目にしたこともあります。

 

また、一口に「クラシック音楽」と言っても、この言葉は膨大な領域をカバーします。

時代の流れとともにバロック、古典派、ロマン派などと言ったサブジャンルがありますし、ピアノソロから室内楽、オーケストラという編成のバリエーションもあります。歌曲と器楽曲(ヴォーカルものかインストか)という切り分けもできますね。

さらに、曲だけでもたくさんあるのに、オーケストラと指揮者、その組み合わせによっても実現される音楽は全く変わってきます。

 

私もまだクラシック音楽ファンとしては歴が浅いので、本当にごく一部しか知りません。でも、それはまだ開拓すべきフロンティアがたくさん残っているのだと思うと、逆に楽しくなります。 

初心者に近いポジションを生かして、クラシック音楽にはちょっと興味があるけど怖い(?)という人向けにオススメの曲などを今後紹介していこうと思います。